コーテックの気化性防錆製品を使用して実験します。 【実験①】 ジップロックタイプのVpCI-126ブルーに鉄を入れたものと、ただのビニール袋に鉄を入れたものを用意。VpCI-126ブルーの方は防錆成分を被膜させるためにジップロックの中で1日置きます。 |
翌日両方の袋の中に霧吹きで水をスプレーします。両方に同じ回数(3回)ずつスプレーしました。ジップロックの口を開けたまま更に放置。 果たしてジップロックの口を閉めずに密閉空間を作らなくても防錆効果は得られるのでしょうか? |
1日が経過すると、ただのビニール袋の方はすでに錆だらけ!! VpCI-126ブルーの方はどうでしょうか・・・? |
安心してください!!! 錆びてませんよ!!! ジップロックの口が開いていてもなんと!! 全く錆びていません!! これはすごい防錆効果です。完全に密封されていることが条件的にはベストですが、密封されていなくても効果が期待できることがわかりました。 |
【実験②】 二つのタッパに鉄をいれ、一つはVpCI-126ブルーをカットしたものを下に敷き、上からもかぶせます。 水で濡らしたティッシュも一緒に入れて、蓋をしてタッパ内の湿度を上げます。2日間放置して、中を見てみると・・・ |
VpCI-126ブルーを一緒に入れた方は、ほんのわずか錆びてはいるもののなにもしていない方と比べると、差は一目瞭然です。 先の実験と同様に、完全な密閉空間ではなくてもある程度の効果が期待できます。 |
【実験③】 防錆成分の気化によって周りの製品にも防錆効果が及ぶか実験します。タッパにスチールウールを入れ、一つは水性防錆剤のVpCI-377を噴霧(写真上部)。 一つは一般的に使用されている防錆油を噴霧(写真下部)、それぞれなにもしていないスチールウールと一緒に入れ、錆の出方を見ます。 濡れたティッシュも一緒に入れ、結果が出やすいようタッパ内の湿度を上げ、蓋をします。 |
何日か放置して経過観察します。 一週間後にタッパをのぞいてみると・・・ 市販の防錆油を噴霧した方は、なにもしていないスチールウールに水滴が落ちたところから錆びていますが、 |
VpCI-377を噴霧した方は、噴霧した物から、防錆成分が気化する事により5cm、10cmと間隔を開けて置いた物にまで、防錆効果が及んでいます。 以上のことから、製品一つ一つに直接噴霧しなくても、噴霧した製品からの気化成分が周りの製品にもある程度の防錆効果をもたらすことが期待できます。 |
以上、3つの実験から、コーテックの防錆製品は、完全な気化性防錆空間でなくてもある程度の防錆効果が得られることがわかりました。 ご使用頂くことで、工程減やコストダウンに寄与出来ます。 ただし錆は金属表面の状態(水分や塩分、汚れ等)により大きく左右されますのでこの結果が全てではありませんが、一定の効果は期待出来ると言えます。 この他にも様々な防錆用商品を取りそろえておりますので当社にご相談ください。 注※ 鉄の老化(錆)は防げても・・・鈴木君の老化は防げませんでした・・・(泣) |