野球場のラバーフェンスやゴム製看板などに使用される、水性ウレタンアクリル塗料と通常、市販されているアクリルラッカー塗料の塗装性、耐候性の比較をしてみた。
【試験準備品】 ・白CRゴム板 3T×30W×300L ・水性ウレタンアクリル塗料 コンベヤベルト用RF-300黒ツヤ有(ターナー色彩(株)) ・アクリルラッカー塗料 黒ツヤ有 ・シンナー 【試験片の作成】 各ゴム板に番号を振り、ゴム板の表面を水性ウレタンアクリル塗料専用の下処理剤、シンナーで拭き取り、塗料を塗布し、下記写真の被試験ゴム板を作成した。 |
ゴム板1 専用下処理剤+水性ウレタンアクリル塗料 ゴム板2 専用下処理剤+アクリルラッカー塗料 ゴム板3 シンナー+水性ウレタンアクリル塗料 ゴム板4 シンナー+アクリルラッカー塗料 各片の表面状態は良好。 |
さらに約3か月間、このゴム板を風雨の当たる屋外に放置し、再度引っ張り試験を行った。 水性ウレタンアクリル塗料を使用した①と③の塗装面の状態は良好で、引き伸ばしてもクラックは発生しない。 |
②、④のアクリルラッカーは、表面状態は良好であるが引き伸ばすと前面にクラックがみられる。 【考察】 水性ウレタンアクリル塗料は、塗装性、耐候性、伸縮性が良好だった。アクリルラッカー塗料はゴム板などの 伸縮物に向いていない。 【まとめ】 ゴムなどの伸縮物の塗装には、水性ウレタンアクリル塗料を使いましょう。 水性ウレタンアクリル塗料RF-300は、(調色対応、光沢調整)が可能です!! |